amazon payとはアメリカに本社がある巨大ECサイト、Amazonが提供する決済サービスのことです。
このamazon payを利用するためには、Amazonのアカウントにクレジットカードの情報を登録しておく必要があります。
2013年にスタートしたこのサービスは2015年から日本でも利用できるようになりましたが、翌2016年10月には入している企業が1000社を突破したことが報告されました。
今後ますます利用する企業が増えていくことが期待されています。
かつて「Amazonログイン&ペイメント」と呼ばれる日本独自のサービス名を採用していたこのサービスですが、2017年2月よりamazon payに統一され現在に至ります。
2018年からは店頭でのQRコード決済にも対応し、今後ますます発展していくことでしょう。
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amazon payで何ができるの?
amazon payを利用すると、Amazon以外のECサイトであってもAmazonのアカウントを利用してログインすることができます。
そしてAmazonアカウントに登録してあるアカウント情報で、そのサイトでも商品を購入することができます。
これまでオンラインで買い物をする際には、それぞれのサイトで会員登録を行い、登録した後はそれぞれのサイトで与えられたIDやパスワードを管理する必要がありました。
複数のECサイトに登録すると、登録すればするほど管理しなければいけないIDとパスワードが大量に発生します。
そのIDとパスワードを忘れないようにと同じIDとパスワードを使い回すと、セキュリティ上大きな問題があり悪用されてしまう可能性があります。
セキュリティを意識してそれぞれのECサイトのIDとパスワード個別に設定すると、それを管理するためのソフトが必要になったり、忘れてしまったりと言うトラブルがあったのです。
しかしamazon payを利用すれば、Amazonのアカウント情報を利用して各サイトにログインできるようになります。
そのため、それぞれのサイトの会員登録を行わずとも、Amazonのアカウントで決済ができるようになるのです。
amazon payはAmazonのアカウントを持っていれば誰でも利用することができます。
Amazonの普及率を考えると、これはとても大きなスケールのサービスになるでしょう。
amazon payのメリットは?
amazon payを利用すると、それぞれのECサイトのIDやパスワードを管理する必要がなくなることは説明しました。
しかしamazon payを利用するメリットはこれだけではないのです。
amazon payを利用するユーザーのメリットは?
amazon payを利用するユーザーのメリットは、Amazonに登録してある自分の情報をそのまま使えることでしょう。
わざわざ買い物をするたびに、住所や名前、クレジットカードの番号などを入力するのは面倒ですし、何よりセキュリティにも不安が残ります。
しかしamazon payであれは、入力済みのデータを利用することで作業を効率化しつつ、最短で2クリックで決済まで済ませることが可能になります。
amazon payを利用することで、安心して買い物ができるようになるメリットもあります。
Amazonのセキュリティは世界最高峰レベルですが、どのECサイトで買い物する時でもそのセキュリティレベルを利用できると言うのはユーザーの安心につながるはずです。
・ログインと決済が簡単にできること
・世界最高峰のセキュリティを使って安心安全に利用することができる
これがamazon payを決済サービスに使うことで享受できるユーザーのメリットなのです。
amazon payを利用する事業者のメリットは?
amazon payを利用するメリットは、ユーザーだけではありません。
事業者にとっても大きなメリットがあるのです。
例えばamazon payを採用することで、Amazonユーザーを対象にした新規会員の獲得を期待することができます。
Amazonのユーザーは2019年4月の時点で日本国内に5000万人以上いると報告されていますから、このユーザーをごっそり対象にすることができるのは事業者にとって非常に大きなチャンスです。
またユーザーに対するメリットとしてAmazonの盤石なセキュリティシステムを紹介しましたが、これは事業者にとっても大きなメリットです。
世界トップレベルのセキュリティが担保されているAmazonの決済システムをそのまま実装できるため、独自でセキュリティシステムを導入する必要がないのです。
ユーザーが商品を購入するつもりでカートに商品を追加したにもかかわらず、結局買わないことを業界用語で「カゴ落ち」と呼びます。
カゴ落ちが発生してしまう理由の1つに、よく知らないECサイトでクレジットカード情報を入力する警戒感があると言われています。
amazon payを利用してセキュリティに対する不安がなくなると、ユーザーの購入のハードルを下げることができるため、コンバージョン率をアップさせることを期待できると言うわけです。
amazon payのデメリットは?
amazon payはユーザー、事業者ともに非常に魅力的なサービスですが、デメリットも存在します。
そのデメリットとは、利用できるサイトや店舗が限られてしまうと言うことです。
日本国内でamazon payに対応している店舗はどんどん増えているとはいえ、まだまだamazon payを利用することができないところがほとんどです。
自分がよく利用している店舗やサービスがamazon payに対応しているかどうか、事前に調べておく必要があるでしょう。
またamazon payを利用すると、そのサイトのポイントがもらえない可能性もあります。
ポイントが貯まらないと残念に思う人もいることでしょう。
amazon payまとめ
amazon payはAmazonが提供する決済サービスです。
amazon payを利用するとAmazon以外のECサイトにAmazonのアカウントを使ってログインし決済ができるようになるため、非常に便利です。
名前や配送先の住所、メールアドレスやクレジットカード番号を入力することなく、最短2ステップで決済を行うことができるわけです。
そしてamazon payを利用すれば、世界最高峰のAmazonセキュリティをそのまま利用することができるため、より安全・安心にインターネットで買い物を楽しむことができるのです。
amazon payは、今後ますます利用できる店舗が広がっていくはずですから注目しておきたい決済サービスですね。